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遺言、遺言代用信託、遺言信託との違いって何?
家族信託と他の制度との比較
「家族信託と遺言ってほとんど一緒じゃないのかな」
「違いがあるとしたら、それぞれどういうメリット・デメリットがあるのだろう」
家族信託について調べていると、遺言、遺言代行信託、遺言信託とは何が違うんだろうという疑問が浮かびますよね。
そこで、このページでは、それぞれの特徴と、家族信託との違いを一緒に見ていきたいと思います。
1.遺言について
遺言とは、自分の死後、財産を誰にどれくらい承継させるのかを書面で作成することです。家族信託とは、効力が発生する時期が違います。
遺言は死亡によって効力が発生しますが、家族信託は生前の財産管理のことについて指定できる上、死後の財産承継についても定めることが可能です。
2.遺言代用信託について
遺言代用信託とは、信託を遺言のように使うことで、家族信託の1つといえます。
通常の家族信託と違う点は、委託者(信託をお願いする人)が死亡した場合に、ある人が受益権(受益者*としての利益を受けられる権利)を取得する旨の定めがあることです。
* 信託財産の利益を受ける人
3.遺言信託について
遺言信託とは、遺言において信託の内容を定めることで、家族信託の1つといえます。
通常の家族信託との違いは、効力の発生時期です。通常は生前から財産管理について効力が発生しますが、遺言信託では死亡によって信託が開始します。
なお、信託銀行が提供するサービスで遺言信託というものがありますが、こちらは単に遺言書を作成して保管するもので、家族信託とは大きく異なります。
4.注意点
それぞれの方法にメリット・デメリットがありますが、どれがあなたに最適か判断するためには、専門的な知識と経験が必要になります。
もし少しでも信託に興味があれば、早めに司法書士に相談することがおすすめです。
5.まとめ
- 遺言は、財産承継の内容を決める行為で、死亡後に効力が発生する。
- 死亡後に受益権を取得する遺言代用信託、遺言によって信託が開始する遺言信託もある。
- 財産承継での信託に興味があるなら、早めに司法書士に相談するのがおすすめ。
「大体は理解できたけど、詳細も聞いてみたい」
「自分の今の状況にはどれが合っているのか判断するのが難しい」
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